あえて時代に逆行してみるという話

 技術は常に進化します。だからといって、常に最先端の技術を導入する事が本当にいい事なのか、
とは限らない訳で。特に「よくある仕様」=バグとかバグとかバグとかあるからね。
レガシーな技術が今こそ役にたつんですよ、とのたまわってみる訳です。つまり単純にソフト無い、
スキル無い、覚える気無いと、人生の敗北者決定な訳だが。つうか最近のWebデザイナーは儲かるんだか
どうだか、の誇大部分は置いといて、はっきりいって重すぎ。popウィンドウは言うまでもなく、
必要の無いActiveXとかFlashとかでサイトを構成してある所が大嫌いです。せめてHTML版ぐらい用意しろと。
つーか全てのページをそんなFlashオンリーで作らなくても。(注*Flash職人系のサイトを除く)

 大体カーソルが何処までも追ってきたり、広告クリックしないとページが見られないようになってたり(バ○ュ○リだな)
そこまであこぎにならなくてもいいぢゃないかっ!と言ってみる。つーかPC系のサイトはまだ優しいから
いいんですけどね。ちゃんとTOPにFlash版とHTML版に分けてあるから。ただデザイン重視系は、JAVAとか切っとくと
何も見れない。アクションが起こらないと(爆 特にこれが別窓開くタイプなら、そのまま何も起こらないと。
動きをつけるのはいい事だと思う。ナビゲーターをFlashで作って、必要の無い時は表示しないようにするナビゲート
バーなんかは中々いいアイデアだと思う。ただイチイチFlash見てから、サイトのTOPに飛ばすのはやめてくれと。
特に広告見せてから堂々と飛ばしてる駅とか駅とか駅とか。動きを求めるサイトはそれに比例して、
快適な動作をする為に、高い処理能力(スペック)を誇るPCと、通信速度を求める。今や日本でもブロードバンドは
普及したといえるが、それでもまだまだISDNな人やモデム(56k)な人もいる。
ただ、これからの時代は既に限られた「π(パイ)」の中でいかに《競合》していくかだろう。

 今さらHPを持った所でそれは至極当たり前(宿題で作れと言われる時代)だし、特徴や個別化が測られていない
サイトは横文字で言う所のエリミネートされるだろう。ユーザビリティやアクセスビリティの事もそうだし、
作るだけ作るのでは、生き残れないまさにサバイバル状態である。そりゃ…限られたπを取り合っている訳だからね…
ただ、最新技術が全てではない。知って欲しいのだ。古い技術の中にも素晴らしい物はあると言う事を。
アイデア次第で幾らでも転用、応用は利くのだ。ようは「発想の転換」をと。こういう事である。
私はあえてJAVAやCSSも極力使わない用にしている。(未だにデザインの主部分は殆どがテーブル。)
勿論、CSSは一度使うと便利である。一括で指定出来るし、後で直すのも楽。メンテナンス製に優れている。
だがWeb(WWW)の前提はソースが奇麗な事と、見易さである。誰かが言っていたが、自分(管理側)が苦労する
事で、ユーザー(観覧者)は見易くなる。頑張れば頑張る程、見易さは向上する。

文字指定等はブラウザやディスプレイの解像度の相違を考慮して、出来る限り一から指定している。
その分容量が大きくなるが、ブラウザを変えた場合でもあまり大差なく見られる(勿論きちんと確認する事が必要)
し、もし1箇所でもタグがおかしい場合でも、何処のタグがおかしいのかがすぐわかる利点がある。
一括で指定すると全てをチェックするとまではいわないまでも、大幅な書き直しをする必要があるかもしれない。
これらを踏まえた上でさらに私はデザインは全てテーブルで固定という概念を引いている。まず大きいテーブルで
頁全体を囲い、その中に大小様々なテーブルをしきつめている、といった感じか。それでいて無駄なタグは極力削除して
ページ全体の容量を削る。必要以外のテーブルも勿論負荷がかかるので使わない。こうする事で、新旧ブラウザで
問題なくみれように配慮しているつもりだ。これにより、DC等のコンシューマー機やNN3以前等のJAVAやPNG等に
対応していないブラウザでも大崩せず見る事が出来る。容量こそ大きいが、殆どの頁は携帯から見る事も出来る(爆)

 私がさらに嫌いなのが無限ループといわれるpop広告、バナーで、これはたちが悪い事に一つ消せばまた一つと
いう風に増えていくのである。何がなんでもクリックさせる魂胆である。始末の悪い事に、このてのパターンは
別サイトからフレーム等を駆使し、正規のアドレスを隠しているのだ。それでいて2重、3重の広告を
張り出してくる。これらに対処する為にもJAVA(あぷれっと)は切っておくべきだろう。
(googleツールバー等の便利ツールの登場により、これらの問題は現在無くなりつつある。)

 他にもある。よくあるカテゴリ別ランキング集やWebリングをTOPに沢山と貼ってあるサイト、広告だらけで
内容がない、入り口が解りにくくしてあるサイトだ。勿論一概に否定する訳ではない。だが、必要以上にバナー
を置く行為を私はどうしても解せない。これらはまず、それらのバナー等の入り口を訪問させ、自分のサイトの
アクセス数を増やすだけでなく、広告の宣伝費も入るという悪徳なやり口だ。というか簡素にいうと詐欺だ。(ぁ
しかも、そういうサイトに限って、内容が掲示板と日記という乏しさだっというオチはよくあると思う。(爆)
肝心の「オリジナルコンテンツ」という概念が無いのである。1にも2にも金儲けなのである。

 これらは昔、サイト(HP)にバナーを貼るだけで小遣いが溜まるという宣伝文句が広がった頃からの名残であろうが、
宣伝するだけ宣伝する、リングやアクセスアップ支援に入るだけ入るだけで内容を充実させようとかそういう
概念は0なのである。私も広告を昔TOPに3つくらいバナーで貼ってた時期があったが、肝心の更新が疎かになり、
内容が薄いHPへとなってしまったので脱皮すぺく頑張っている。他にもバナーを張らずにまた無駄に外に
リンクを張ったりリングに加盟しないサイトを私は知っている。アクセス数こそ少ないなれど有意義な情報を
提供しているサイトも一杯埋もれているのだ。
誰でも見れる、見易く、わかりやすい…そのようなサイト作りが出来た時、何かしら得るものがあるだろうから…
改行一つにとってしてももっと勉強しなくちゃいけないなぁと思うそんな日のこと…

2002.09.20 (2003.11.16修正・加筆) インターネット編No.5
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